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「ヤバいぜっ! デジタル日本」はあんまりヤバくなかった


honeyee.comでのこの記事を読んで、
ヤバいぜっ! デジタル日本を読んだけれど、
んー、正直この記事で充分だと思った。

確かに鋭い言葉で描写していて、なるほど、
と思うところは結構あった。だけどあまりにも
簡略化しすぎている感がある。はしょり過ぎ、というか。

↓これは本からの引用ではないけれど、

ビル・ゲイツが基調講演をし、そこで『これが最後の10年だ』ってヤツが言ったんです。事実、彼は先月『2年くらいでもう辞めます』って引退を表明した。それって要はつまんないからだと思うんですよ(笑)。で、僕もそうなんです。ITというものがピークを越えて、これからは『しょうがないから、残った分野をIT化していくか』って時期に来ているんです。なので、今後ITが脚光を浴びることは2度とない。

ビル・ゲイツが最後といえば本当にそうなの?
で、ITが二度と脚光を浴びることはない、というが本当にそうなのだろうか?
仮にピークは過ぎたとしても電気や水やガソリンのように当たり前の
インフラとして、そしてそのインフラは恐ろしいほど自分には魅力的に見え、
つまんなくなるようには到底思えない。

web2.0について熱く語っている人たちと話したら、次のインターネット技術について何も知らないんですよ。例えば、IPv6に規格が変わるんだけれど、それを知らない。第四世代携帯電話の技術も知らない。目先の技術、すなわち『今、金に換金できる』技術しか知らないんですよ。僕とは合わないですよ、やっぱり。魂入ってないし、そんな連中と仕事しても楽しくないもの。しないけど(笑)

web2,0ってちまたでは儲からない、といわれてて、今儲けてるのも
楽天みたいなweb1.0が実は儲けてる、なんて言われてるんじゃなかったでしたっけ?
金に換金できるweb2.0って日本とか全然なくて、そしてTechCrunchとかで紹介されてるようなアメリカとかの2.0的な動きって

『今、金に換金できる』技術

こんな技術からは全然遠い気がする。そして、そんなビジョンとも違う気がする。
もちろん、そういう人、そしてそういう風にweb2.0と叫んでいる人もいるだろうが。

だから、僕の新刊も660円で出してます。ハードカバーで、しかも上巻下巻のトフラーもフリードマンも、時代にあってないと僕は思うんです。

時代にあってないというなら、新書でも違う気がする。
週刊誌も雑誌も新聞さえも遅く感じる今、
なぜブログではないのだろう?

リキッド化ということであれば、
僕は田坂広志さんの


使える 弁証法 / 4492042423

田坂 広志
東洋経済新報社
2005/11/25
ASIN:4492042423

のほうが、リキッド化という言葉も使ってはいないけど、
未来の発展の仕方についてもっと納得できた。

ただ、この本で面白かったのは、
2003年にロード・オブ・ザ・リングがアカデミー賞を
獲った時に、

その授賞式の司会者が 「『ロード・オブ・ザ・リング』はスゴイ。何しろダウンロードに時間がかかった。」

というP2Pをネタにして、アメリカでのP2Pのゆるさを示した逸話は面白かった。

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